看護師になると、様々な職業病に悩まされるといいます。代表的なのが手荒れです。感染症予防などのために、手は常に清潔を保っていなければなりません。そのため、一つの処置を終えるとすぐに手洗いをすることが看護師には身についています。一日に何度手を洗うか数えられないほど手を洗うため、荒れやすくなりがちです。
手荒れを防ぐためにハンドクリームが手放せませんが、診療科によっては勤務中に使用できないため、ひび割れに悩まされる看護師も多いといいます。手荒れは看護師を悩ませる職業病の一つでもあるのです。
また、不眠症も看護師の職業病だといわれています。大きな病院に勤務する看護師の場合、月に何度かは夜勤の日が回ってきます。夜勤の日は勤務時間が長く、途中仮眠をとれますが、ぐっすりと眠ることはなかなかできません。夜勤のある病院で働く看護師は、不規則な生活リズムの中で仕事に従事しなければならないことから、不眠症という職業病に悩まされている人も少なくないようです。夜勤があることで規則正しいリズムで眠ることができないのが原因でしょう。
その他に看護師の職業病で多いのは、ナースコールが空耳で聞こえてしまうという現象です。大きな病院だと、勤務中にナースコールを耳にする機会がとても多いことから、休日なのに空耳でナースコールが聞こえてしまうことがあるといいます。これも職業病の一種で、ナースコールの空耳がしてしまい気持ちが休まらない、といった悩みもあるようです。